総合医学研究所 共同利用センター 坂本 卓弥 講師と金沢工業大学大学院バイオ?化学専攻博士前期課程2年の小間大和さんらの共同研究论文がBiochemical Engineering Journalに掲載されました
脂肪由来幹細胞(ADSCs: adipose-derived stem cells)は、変形性膝関節症(Knee osteoarthritis: Knee OA)を含む多様な疾患の細胞治療に用いられている。なかでも幹細胞スフェロイドは抗炎症作用と組織修復能の強化が期待され、有望な治療選択肢である。フコク株式会社が開発した、SphereRing?は一度に大量のADSCスフェロイドを作成することができるが、過度な肥大化が生じやすくサイズ制御が課題であった。そこで、本研究ではメチルセルロース(MC)を培地に添加し、SphereRing?の培養プロトコルの最適化を行うことで、スフェロイドサイズの均一化と細胞生存率の向上を図り、治療関連因子の分泌改善を目的とした。MCを培養液に添加し、ADSC(Lonza社)を用いてSphereRing?により培養を行うことで、スフェロイドの過剰な肥大化を抑制してサイズを小さく均一化することで、内部の細胞生存率が改善した。さらに、治療関連因子のIL-10やエクソソームの分泌能も向上することが示された。これらの所見は、日本人のKnee OA患者由来ADSCでも同様の傾向が観察された。これらの結果から、MC併用がSphereRing?の課題であるサイズ制御を補い、臨床応用に適した品質のスフェロイド作製に有用であることが示唆された。今後は残存MCの定量?除去条件と安全性の検証、ならびに動物モデルでの有効性評価が求められる。本研究は、金沢工業大学との医工連携による成果であり、「Methylcellulose in culture medium regulates size, cell viability, cytokine production, and exosome secretion in adipose-derived stem cell spheroids cultured using SphereRing? system」のタイトルでBiochemical Engineering Journalに掲載された。
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