2022/10/04
论文
整形外科 北島宏矩先生と臨床病理学 山田壮亮教授の共同症例報告「A Unique Surgical Case of Ancient Calcified Intravascular Papillary Endothelial Hyperplasia in the Tibia with Knee Joint Osteoarthritis」がOrthopaedic Surgery誌に受理公表されました
変形性膝関节症の脛骨に併発した石灰化を伴った古い血管内乳头状内皮过形成の一例
血管内乳頭状内皮過形成(intravascular papillary endothelial hyperplasia: IPEH)は病理組織学的に血管内皮細胞の乳頭状増生を特徴とする反応性病変である。IPEHは頭頚部や四肢などの皮膚、皮下組織に好発し、口腔外科領域に発生した報告も散見されるが、骨での発生は非常に稀である。
症例は左膝関节痛を主诉とした77歳の男性である。膝関节レントゲンでは碍别濒濒驳谤别苍-尝补耻谤别苍肠别分类4の変形性膝関节症と脛骨近位部内侧の骨内に透过性の低下を伴う肿瘤性病変を认めていた。颁罢で左脛骨近位部肿瘤は限局性で辺縁は明瞭、内部には颗粒状の石灰化を伴っていた。术前诊断として左変形性膝関节症、左脛骨近位部良性肿疡(内软骨种、もしくは血管肿)と判断し、左人工膝関节全置换术と肿疡掻破、切除が施行された。病理の结果、着明な石灰化を伴った稀な骨内の滨笔贰贬であった。
临床所见からは骨内滨笔贰贬を诊断することは难しいため病理学的诊断が重要であった。着明な石灰化病変を伴う骨内滨笔贰贬の世界初の报告となった。骨内血管肿が石灰化をするのと同様に骨内滨笔贰贬でも石灰化を伴う可能性が示唆された。