2023/09/20
论文
耳鼻咽喉科学 三輪高喜教授、志賀英明准教授、臨床感染症学 飯沼由嗣教授、公衆衛生学 西条旨子教授らの论文「Olfactory and taste dysfunctions caused by COVID-19: a nationwide study」がRhinology誌にオンラインで公開されました
新型コロナウイルス感染症(颁翱痴滨顿-19)では嗅覚、味覚障害が高频度で出现することが知られている。本研究はわが国でアルファ変异株が流行した2021年の前半に、5都府県において行った嗅覚、味覚障害を含めた32の症状発生率ならびに、同一被検者に対して行った、6か月后、1年后の后遗症残存率に関する调査结果をまとめたものである。颁翱痴滨顿-19発症时には、嗅覚障害、味覚障害の発生率はそれぞれ58%、40%であり、1年后にもそれぞれ6%、4%が残存していた。本研究では患者自身により简便に実施できる嗅覚検査、味覚検査も実施しており、その结果から嗅覚障害を自覚する患者の大多数が嗅覚検査で低下を示したのに対し、味覚障害を自覚する患者では味覚検査では低値を示す患者は少なかった。以上のことから味覚障害を自覚する患者では真の味覚低下は少なく、多くは嗅覚低下に伴う风味障害であることが判明した。また、嗅覚、味覚に関する蚕翱尝も评価しており、嗅覚障害、味覚障害患者ともに蚕翱尝が强く低下することが判明した。さらに质的な嗅覚障害である异嗅症の発生频度が高いことが判明した。本研究は、2020年度厚生労働科学特别研究ならびに2021年度碍惭鲍指定プロジェクト【颁翱痴滨顿-19】の助成により行われた。
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