2024/04/26
论文
本学看护学部 大江真人准教授、長山豊教授らの论文「Factors Related to the Willingness of People with Mental Health Illnesses Living in Group Homes to Disclose Their Illness to Supporters during Disaster Evacuation: A Cross-Sectional Study」がNursing Reports誌に掲載されました
日本では、地震や気候変動の影響による豪雨などの様々な災害が多発しており、住民への避難要請が高まっています。また、日本で長期間入院している精神疾患をもつ人の退院先としてグループホームが選択されることが多くなっています。精神疾患をもつ人は、外見からは病気の有無がわかりにくいために被災時の支援を受けにくいことや、病気を公表しない理由として偏見や周囲の目を気にすることが予想されています。この研究の目的は、グループホームに入居している精神疾患をもつ人々が避難時の病気の公表に関連する要因を特定することです。対象者は日本のグループホームに住んでいる精神障害をもつ人でした。 先行研究をもとに独自の無記名自記式アンケートを作成し、119 人からの有効なデータが分析しました。避難時に支援者に病気を打ち明ける意欲と関連する要因は、「公共避難所での生活を想像できる」(オッズ比[OR] 4.50、95%信頼区間[CI]: 1.78-11.43)、および「近所の人と交流している」でした(OR 5.63、95% CI: 1.74-18.22)。 グループホームの管理者は、訓練や地域住民との交流の機会を増やし、精神疾患をもつ人に避難所での生活を想像してもらうよう促すべきであることが示唆されました。また、近所の人と交流をしていない人は、避難時に病気を打ち明けられない可能性があるため、避難時に支援者が留意しておく必要があることが示唆されました。
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