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2024/06/04 受赏

生化学Ⅱ 高辻英仁助教が第28回日本生化学会北陸支部奨励賞を受赏

生化学Ⅱの高辻英仁助教が第28回日本生化学会北陸支部奨励賞を受赏した。令和6年6月1日(土)に金沢大学(宝町キャンパス)医学部十全講堂で開催された日本生化学会北陸支部第42回大会にて授賞式が行われ、「トランスサイレチンは慢性ストレスによって脳海馬で発現増加しうつ様行動の誘発に関与する」というタイトルで受赏講演を行った。

受赏対象研究で高辻助教は、2種類のうつモデルマウス(強制水泳ストレスモデル、反復社会的敗北ストレスモデル)を作製し慢性ストレスを受けた脳海馬でどのような遺伝子発現変化が起きているか解析を行なった結果、トランスサイレチンが両モデルマウスで共通して発現上昇していることを明らかにした。さらに、マウスの脳海馬でトランスサイレチンを過剰発現させるとうつ様行動を示すとともに、脳海馬で炎症関連遺伝子(Lcn2, Icam1, Vcam1)の発現上昇が起こることを明らかにした。反復社会的敗北ストレスモデルにおいてもこれらの炎症関連遺伝子の発現上昇を示したことから、トランスサイレチンが炎症関連遺伝子の発現上昇を介してうつ様行動の誘発に関与している可能性が示唆された(Int.J.Mol.Sci.2023,24,3736)。

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