2024/10/15
採択
総合医学研究所 高田 尊信 講師 /（公財）がんの子どもを守る会 2024年度 治療研究助成金
研究课题「食事性础骋贰蝉が引き起こす口内炎に対する半夏泻心汤エキスの缓和?予防効果」
小児がん患者に対する抗がん剤治疗や放射线治疗においては、患者の50%以上に口内炎が発生する。そのメカニズムは、主として唾液量减少や细菌感染、炎症等と考えられる。口内炎は、饮食时に强い痛みを惹起し、蚕翱尝を低下させるが、その改善のため、近年、汉方製剤のひとつ半夏泻心汤が注目されている。半夏泻心汤は、日本薬局方に収録された汉方製剤のなかで、唯一「うがい剤」としての使用が认められており、その作用は、口腔粘膜に対し直接的に引き起こすものと推定される。一方、我々は、终末糖化产物（础骋贰蝉）に着目した。础骋贰蝉のうち、饮食品の加热製造や调理の过程で生成する「食事性础骋贰蝉」は、直接的に口腔粘膜上皮细胞に触れること、同细胞には础骋贰蝉の受容体が発现していることから、饮食品により口腔内に炎症等を惹起する可能性が高い。饮食品を原因とする炎症を阻害することにより、结果的に、がん治疗中における口内炎の痛みの因子をひとつ排除しうることを期待している。
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