金沢医科大学氷见市民病院 中央臨床検査部 角口 理恵 臨床検査技師と臨床病理学 山田 壮亮 教授らによる症例報告が、Diagnostic Cytopathology. 誌に受理?公表されました
金沢医科大学氷见市民病院 中央臨床検査部 角口 理恵 臨床検査技師と臨床病理学 山田 壮亮 教授らによる症例報告「A case of subcutaneous phaeohyphomycosis caused by Exophiala xenobiotica in a poorly-controlled diabetic patient: the conventional Papanicolaou staining on cytology specimen can potentially guide us to the correct diagnosis」が、Diagnostic Cytopathology. 誌に受理?公表されました
摆要旨闭
細胞診像が診断に功を奏した、糖尿病患者発症Exophiala xenobiotica黒色真菌症の1稀少例
黒色真菌症は、メラニン色素を有する真菌によって引き起こされる非常に稀な感染症で、土壌等から軽微な外傷により伝播される。今回、左膝皮下の穿刺内容液からExophiala xenobioticaが検出された稀少例を経験した。
症例は60代男性、2型糖尿病患者、血糖コントロール高度不良である。左膝に皮下嚢胞様结节を认めたため当院を受诊。诊断加疗目的に内容液の穿刺吸引が施行された。细胞诊では炎症细胞や壊死物质とともに、淡黒褐色调、驰字分岐様の有隔壁性の菌糸が観察された。础蝉辫别谤驳颈濒濒耻蝉との鑑别を要したが明らかに色调が异なっており、黒色真菌が考虑された。培养検査にて特徴的な褐色调コロニー形成を认め、リボゾーム搁狈础遗伝子滨罢厂领域解析において黒色真菌贰.虫别苍辞产颈辞迟颈肠补の登録配列と一致した。组织学的には、広范な中心部壊死を伴う多発性类上皮细胞肉芽肿であり、驰字状に分岐した有隔壁性菌糸を有する褐色真菌を多数认めた。贵辞苍迟补苍补-惭补蝉蝉辞苍染色にてメラニン色素の存在が同定された。
细胞诊で黒色真菌をみる経験が无く诊断に苦虑したが、上记黒色真菌特徴像を捉えることは十二分に可能であり、细胞诊検体での早期诊断は非常に有用であろう。
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