色多多视频

出版局

資料が載っている机

刊行物

良医を育てる

カテゴリ

搁痴选书

着作者肩书

金沢医科大学理事长

着作者名

小田岛粛夫

発行

金沢医科大学出版局

発売

纪伊国屋书店

ISBN

ISBN4-906394-27-2

定価

本体560円+税

判型

叠6判

ページ数

232ページ

発行日

2001年9月1日

贩売?在库状况

在库なし

《推荐の辞(抄)》

この本は、著者の小田岛粛夫先生が長年にわたって取組んでこられた「良医の育成」という大きな課題について、日ごろ学内あるいは学外の皆さんに話をされてきた内容を中心に、先生の考え方をまとめていただくという企画のもとに作成されました。

今、金沢医科大学は创立叁十周年を迎えようとしており、すでに新设の医科大学というイメージは払拭して、医育と医学そして医疗の面で社会に贡献すべくフルに活动しております。创立以来30年を経过して、教授阵も二代、叁代と代替わりし、教职员はどんどん若返りました。大学を巣立った卒业生は各地で活跃を続けており、すでにその二世が入学してくる时代となっています。したがって、创立の顷から大学の运営に大変な苦労をして来られた方々のほとんども大学を去られ、金沢医科大学が现在あるまでに筑き上げられた过程を知る人も少なくなりつつあります。特に开学间もない时期には大学の管理运営体制の未熟さからの色々な混乱があり、运営を轨道にのせるまでに费やされた苦労や知恵の数々は计りしれないものがありました。

小田岛先生は金沢医科大学30年の歴史のとくに后半において、副学长、学长、そして理事长という主导的な立场で、その责任を一身に受け止めて大学の特に教育?研究面での改革を推进してこられました。改革の内容は本书に详しく述べられておりますが、要约すれば、进歩しつづける医学?医疗をどう学んでいくかという课题と、医の伦理に彻し、病気のみを治すのではなく病人を治せるような良医をどのようにして育てていくかという课题を中心とするものです。これらは金沢医科大学に限ったことではなく、世界中の医育机関が直面してきている课题でもありますが、金沢医科大学固有の问题点を含めて、それらを现実面で如何に解决していくかが大きな课题でした。改革ということは人がやらなかったことを実行することであって、大変な决断と勇気を必要とします。冒険的な挑戦も必要であり、それを行うには周到な検讨と计画と実行力がなければ成功するものではありません。

本书の内容は叁部に分けられています。第一部は、良医の育成についての基本理念というか哲学というべきものを述べておられる、いわば総论となるものであります。第二部は、金沢医科大学の教育と研究面の30年の流れについて、先生の立场から事実を记録され、论评され、反省され、これから先への提言が述べられています。第叁部は、折りにふれて话されたり书かれたりしたエッセイ类です。印象深く読み応えのあるものが多いと思います。いずれにも、先生の教育に関する哲学と新鲜な梦があり、価値観を共有できる考え方にうなずきつつ、惹きこまれていくのを感じられるものと思います。

现在、金沢医科大学は、600名の医学部学生、约2,400名に近い卒业生を拥し、また、日々约1,500人の外来患者および约900人の入院患者の命をあずかって、良质の医疗の推进、医学の新局面の开拓、そして良医の育成という公益性の大きい目标と役割を担う机関として、その责任を果たすべく、约1,700名の教职员が一体となって活动しております。わが国では私立大学というものは常に社会から厳しい评価の目で见られがちです。理由はいろいろあろうと思われますが、その中には运営にあたる哲学にイージーさが潜んでいてはならないという老婆心が働いていることも多いのではないでしょうか。そのような意味での厳しい评価にもしっかりと応えて社会的责任を全うしていることが确认されてはじめて、その存在意义が认められるものであると思っています。

本書に記されているような大学創設期の厳しかった現実の歴史、それから立ち直った過程、そしてその基盤にある理念と哲学を、この書から読み取っていただければ、搁痴选书の一冊として本書を上梓した意図がかなえられるものと思っております